包皮が戻せなくなった！
こんにちは。BOSSクリニックです。
皆さんは男性器を洗う際にどこまで洗っていますか？仮性包茎で包皮を剥いて洗う方もいれば、カントン包茎や真性包茎などで剥く事が難しく包皮を被せたまま洗っている方等様々だと思います。男性器は不衛生になりやすいのでしっかりと洗う事は重要ですが、力任せに包皮を剥いてしまうと一刻争う事態を招いてしまいます。
今回はその様な症状でBOSSクリニックに来院された患者様の例をご紹介をしたいと思います。
都内在住の大学生の患者様だったのですが、普段から包皮が剥く事が出来ない所謂「真性包茎」の症状でした。いつもは入浴の際も剥く事は出来ない為洗える範囲だけを洗っていたとの事ですが、ある日お風呂で洗っている時に強めに力を入れてみた所、亀頭を露出させる事が出来たそうです！剥く事が出来た喜びも束の間、亀頭を締め付ける様な痛みが襲ったそうです。ですが、時間がたてば落ち着くだろう放置して眠ったものの、翌朝目を覚ました際には包皮がドーナツの様に膨れてしまい、戻すことも出来ず、慌てて当院にご来院されました。ご来院されたタイミングでは15時間程経過しておりましたが、幸運にも治療は可能という診断になりそのまま包茎手術をされました。院長の見解では後1日遅れていたら取り返しのつかない事になっていただろうとの事でした。
上記の様に剥いた包皮が戻せない事は一刻を争う非常に危険な状況です。
◆なぜ包皮が戻せなくなるの？
通常亀頭は先端が細く亀頭下部が一番太い形状をしています。仮性包茎の方の場合は包皮口がこの亀頭下の直径よりも大きい為、剥いたり戻す事に支障はありません。しかし、カントン包茎の方や真性包茎の方の場合は包皮口がその亀頭下の直径よりも小さい為剥いたり戻す事が容易ではありません。亀頭は先端から下の方に行くに連れて徐々に大きくなる形状で包皮は伸び縮みするので、ふとしたきっかけで剥けるはずの無い包皮が勢いで剥けてしまう事もあります。例えば、入浴の際に強く剥いたり、性交渉や自慰行為の際に剥けてしまったり様々な状況で起こりえます。剥いてしまった包皮を戻そうとしても、直径の大きい亀頭下部を包皮口に通せず戻せないという症状が起きてしますのです。
◆包皮を戻さず放置しているとどうなるのか？
包皮が無理に剥けてしまった場合、亀頭の根本が締め付けられ血が止まってしまいます。その結果皮膚の周りがむくんでしまい、より一層剥く事が困難となってしまいます。亀頭は首が締まったようにうっ血し、感覚が鈍くなって痛みも感じられなくなっていきます。そして、最悪の場合は亀頭が壊死(組織が腐ってしまう事)してします可能性もあります。もし壊死してしまった場合は、包皮だけでなく亀頭ごと切除が必要になるかもしれません。
◆対処方法
では、もし包皮が剥けて戻せない時はどのように対処すれば良いでしょうか。
１.泌尿器科や救急外来を受診する
泌尿器科等では手を用いての嵌頓(かんとん)整復法を保険適用で受ける事ができる場合があります。手を用いての整復が困難な場合は外科的な手術を行う場合もあります。土日祝日や夜間等で泌尿器科の開院時間外である場合はお近くの救急外来等に連絡し対応可能であるかを確認してください。
2.自力で治す
お近くの病院で対応が出来ない、受診するまでに時間がかかるといった場合はご自身で治すという方法もあります。重度の場合は医療機関での対応が必要となりますが、軽度の場合は以下を試してみてください。
①焦らない
想定外の事態が起こってパニックになってしまいがちですがまずは深呼吸等をして気持ちを落ち着けましょう。
②亀頭部を横から抑える
綺麗に洗浄した手や清潔な手袋を用い、亀頭部を数分かけてゆっくり押さえつけましょう。亀頭部は血液が入って膨張しているだけなのである程度の力を入れても大丈夫です。
③包皮を抑えて亀頭を中に押し込む
ある程度亀頭を抑えたら包皮を掴み親指等で亀頭を中に押し込んでください。
上記で治れば一旦は安心ですが、治らない場合や治った後も不安な場合は医療機関を受診しましょう。
3.包茎治療専門のクリニックを受診する
BOSSクリニック等の包茎治療を専門とするクリニックを受診しましょう。包皮の腫れの程度にもよりますが、そのまま包茎治療を行う事も可能です。土日祝日も開院している場合も多いので平日にお休みが取れない方もご安心ください。また、そのまま手術となった場合でもただ治すだけでなく、出来るだけ自然に仕上げる事も可能です。
包皮が戻らなくなってしまった場合は、発生から対処までの時間が非常に重要です。放置する事は避けて必ず何かしらの対処をしましょう。また、今までそういった症状になった事が無い方でも今後絶対に起こらないとは限りません。予防の観点からも包皮が剥けない、包皮に締め付けを感じる等の症状に心当たりのある方は専門クリニックへの受診をご検討ください。
BOSSクリニックは無料電話相談も行っておりますので、もし包皮が戻せないという場合はいつでもご連絡くださいね。
